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【皮膚科医監修】敏感肌とは?肌の状態を正しく知ろう

  • 皮膚科医が明かす
  • 赤ニキビを防ぐ

長引くマスク生活もあり「化粧品で肌がヒリヒリする」「肌の乾燥や赤みが気になる」など、最近は敏感肌に悩む方が増えてきています。
しかし、原因や正しい対処法が分からず、困っている方もいるのではないでしょうか?
刺激に負けない健やかな肌を手に入れるためには、敏感肌の状態を正しく知り、ケアすることが大切です。
この記事では敏感肌の症状や原因、改善するための生活習慣や食生活について紹介します。
刺激に負けにくい肌を手に入れるためにも、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の内容
  • ✓敏感肌とは?肌の状態を正しく知ろう
  • ✓敏感肌になる要因とは?
  • ✓敏感肌のスキンケア・生活習慣で気をつけること
  • ✓まとめ

敏感肌とは?肌の状態を正しく知ろう

敏感肌に医学的な定義はありませんが、紫外線、外的環境、化粧品など、「健常な肌では刺激にならない物質に敏感に反応してしまう」肌のことを、敏感肌と呼ぶことが多いです。
肌に現れる症状としては、チクチク・ヒリヒリ・つっぱる・赤み・乾燥・ニキビなどですが、見た目でわかる症状がない場合もあります。
敏感肌は顔の皮膚だけをさして呼ばれることが多いですが、腕や足などの体の部位も人によっては敏感になり、特に空気が乾燥しがちな冬は、ささいな刺激でかゆみが起きたり肌が赤くなったりする場合があります。

敏感肌になる要因とは?

敏感肌になる要因として考えられているものは、次のようなものがあります。

• 肌の摩擦や紫外線などの物理的要因
• 化粧品や石鹸などの化学物質的要因
• 精神的なストレスなどの心理学的要因
• 食事(辛いものなど)による内部要因

過度な洗顔や肌の擦りすぎなど誤ったスキンケアを続けてしまうと、角層が乱れバリア機能が低下し、肌が乾燥しやすく過敏になります。
紫外線も肌にとって大きなダメージになり、敏感肌を引き起こす要因の1つとされています。
化粧品や石鹸に防腐剤や殺菌剤が多く含まれているものは、肌をより過敏な状態に傾かせてしまうので注意が必要です。
女性の場合、生理前になると肌にトラブルが出る・敏感になるという方も多いでしょう。
毎月の生理や精神的なストレスも、敏感肌のひとつの要因であると言われています。
また肌への物理的な刺激だけでなく、香辛料を多く含む刺激の多い食事も敏感肌を引き起こす要因とされています。
まずは自分の肌がどの要因で敏感になっているのかを知ることが大切ですが、基本的には物理的・内部的刺激を避け、お手入れの際は、敏感肌向けの化粧品を使いましょう。

敏感肌のスキンケア・生活習慣で気をつけること

敏感肌から抜け出し、健やかな肌を保つために気をつけたいポイントは以下の3つ。

• スキンケアは保湿を中心に正しくおこなう
• バランスの良い食事を心がける
• 質の良い睡眠をとる
• 症状が良くならない、悪化した場合は皮膚科を受診する

順番に紹介します。

スキンケアは保湿を中心に正しくおこなう

敏感肌のスキンケアでまず大切なのは、これ以上肌が乾燥しないよう保湿を徹底することです。
化粧水でしっかりと水分を補給し、蒸発しないよう乳液やクリームでフタをします。
肌の水分量が高くなり乾燥状態が改善されると、結果的にバリア機能の回復につながります。
使用するスキンケア用品は、敏感肌でも使えるような低刺激タイプを選びましょう。
洗いすぎによっても皮脂がなくなってしまいます。洗ったあとにつっぱり感やパリパリした感想があるようだと、強く洗いすぎのことが多いのでスキンケア方法を見直すのがよいでしょう。
日中は日焼け止めを使い、紫外線対策をするのも敏感肌改善のために大切です。
「紫外線吸収剤不使用」と書かれた日焼け止めであれば、敏感肌の人でも使いやすいでしょう。

バランスの良い食事を心がける

私たちの体や皮膚は食べたものから作られるので、食事にも気をつけて内側から敏感肌改善を目指しましょう。
特に意識してとりいれたい栄養素は、タンパク質とビタミン類の2つです。
タンパク質は皮膚、筋肉、爪のもとになる栄養素なので、不足すると肌の生まれ変わりがきちんと行われません。
肌のハリやツヤに欠かせないコラーゲンの生成にもタンパク質が関わってくるため、意識して摂取したい栄養素です。
ビタミンも肌のターンオーバーを整えるのに欠かせない成分で、具体的にはビタミンA、C、E、B群が肌に良いと言われています。
しかし食事だけで十分な量をバランス良く摂取するのは難しいため、サプリメントなどで補うのもおすすめです。

質の良い睡眠をとる

肌は寝ている間に分泌される、成長ホルモンによってダメージが修復されます。
午後10時〜午前2時が肌のゴールデンタイムと言われていますが、それよりも大事なのは眠り始めの3時間です。
この時間に熟睡できていると、日中のダメージがきちんと修復され、肌のバリア機能が整います。
以下に質の良い眠りを得るためのポイントを紹介するので、生活にとりいれてみてくださいね。

• 寝る前のスマホ(ブルーライト)を控える
• 夜は暖色系の明かりにし、光量を落とす
• 眠気を誘うカモミールなどハーブティーを飲む(トイレが近くなるので、飲み過ぎには注意)
• 眠る1時間半〜2時間前に、ややぬるめのお風呂にしっかりつかる
• ラベンダー・マンダリンなどリラックス作用のあるアロマを活用する

症状が良くならない・悪化した場合は皮膚科を受診する

敏感肌は些細な刺激でもトラブルにつながり、アトピー性皮膚炎やかぶれ(接触皮膚炎)を起こしやすいと言われています。
とくに環境の変化や季節の変わり目などは肌が揺らぎやすく、いつもと同じスキンケアをしていてもどんどん悪化してしまうこともあります。
改善のためにあれこれと試すと余計に肌に負担がかかり、トラブルが悪化する可能性があるので、セルフケアで症状が良くならないときは、早めに皮膚科を受診しましょう。

まとめ

敏感肌の症状や原因、対処法について紹介しました。
敏感肌は肌のバリア機能が弱っている状態なので、保湿を徹底して肌の水分を蒸発させないようにしましょう。
摩擦のような物理的な刺激はもちろん、紫外線や大気中のほこりなども敏感肌には負担となります。
外出するときには低刺激の日焼け止めを使うなどして、なるべく肌が外気に触れないよう対策することも大切です。
基本的なスキンケアや生活習慣を整えて、健やかな肌を目指しましょう。

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※全ての方にアレルギーが起こらないということではありません。
※全ての方にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。

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