カート (0)

【皮膚科医監修】マスクにより敏感肌ニキビの悪化する理由と対応策について解説!!

  • 皮膚科医が明かす
監修:竹内想 先生
皮膚科医
座右の銘 不撓不屈

生活にマスクが欠かせない今、敏感肌ニキビに悩む方が増えています。 マスクの摩擦で肌トラブルが加速し、頬に赤みが出たりピリピリしたりする方もいるでしょう。 しかしマスクを着用しないわけにはいかないので、少しでも肌荒れを悪化させない対策をしたいですよね。 そこで今回は、マスクにより敏感肌ニキビが悪化する理由や、対応策について紹介します。 マスクの刺激に負けない肌を目指せるよう、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の内容
  • ✓マスクで敏感肌ニキビが悪化するのはなぜ?
  • ✓マスクによる敏感肌ニキビの悪化を避けるためのポイント
  • ✓マスクによる敏感肌ニキビができたときの対策
  • ✓まとめ

マスクで敏感肌ニキビが悪化するのはなぜ?

そもそもマスクで敏感肌ニキビが悪化するのはなぜなのでしょうか?ここでは、マスクとニキビの関係について紹介します。

マスク内が汗で蒸れ乾燥が進むから

マスクの内側は温度・湿度ともに、外気温より1度高く、肌表面に長時間汗が残った状態が続くと言われています。
汗に含まれる成分は肌に対して刺激となるため、敏感肌ニキビや炎症などの肌トラブルが発生・悪化するのです。
またマスクを外すと汗が蒸発しますが、その際肌の水分も一緒に奪われます。
結果的にマスクをしていないときよりも急激に乾燥が進み、さまざまな肌荒れを引き起こすのです。

マスクと肌の間に摩擦が生じるから

マスクにより敏感肌ニキビが悪化するもう一つの理由は、マスクと肌がこすれて刺激が生じること
マスクは付け外しや着用時の会話、ズレを直すときなどに、必ず肌との間に摩擦が起きます。
肌は摩擦から皮膚を守ろうと角質を厚くし、結果的に毛穴が塞がれることで、ニキビができてしまうのです。
さらに、摩擦は肌のバリア機能を弱める原因となります。
常用的にマスクを着用することで、肌が敏感になり、今までは刺激とならなかった成分に過剰に反応して、敏感肌ニキビが発生することもあります。

マスクによる敏感肌ニキビの悪化を避けるためのポイント

続いてマスク生活でも、敏感肌ニキビや肌荒れを悪化させないポイントを2つ紹介します。

マスク内の汗はこまめにふき取る

マスク内の汗や蒸れは、ティッシュや濡らしたハンカチなどでこまめにふき取りましょう。
なるべく汗が肌に長時間ふれないようにすることが大切
です。
ふき取ったあとはミスト状の化粧水などで、水分を補給してあげるのがおすすめ。
雑菌が繁殖するのを防ぐためにも、常にマスク内を清潔に保つよう意識しましょう。
不織布のマスクは気密性が高くどうしても蒸れやすいので、間にガーゼを挟むことも良いでしょう。

マスクは自分の顔のサイズにきちんと合うものを選ぶ

マスクは大きすぎも小さすぎもこすれの原因となるので、自分の顔にフィットしたものを選びましょう。
サイズが合わないものを長時間着用するのは、肌への負担が大きいため注意が必要です。
またマスクが擦れて痛い・ヒリヒリするときは、着用時にクリームを厚めに塗るのがおすすめ。
肌とマスクの間で、クリームがクッションの役割を果たしてくれますよ。
ほかにも着用する時間を減らせないか見直す、肌当たりの良い素材のマスクを使用するなどの工夫も効果的です。

マスクによる敏感肌ニキビができたときの対策

ここからは、マスクによる蒸れや刺激で敏感肌ニキビができたときの対策を紹介します。
今以上に悪化させないためにも、ぜひチェックしてくださいね。

保湿ケア・紫外線対策を徹底する

マスクによる敏感肌ニキビを悪化させないためには、保湿ケアと紫外線対策の徹底が大切です。
外部からの刺激に負けないように、セラミドやアミノ酸など、肌本来の機能をサポートするような保湿成分で潤いを補給しましょう。
化粧水だけではなく乳液やクリームもきちんと使って、水分の蒸発を防いでくださいね。
バリア機能が弱まった肌に紫外線は大敵で、余計に肌荒れが悪化する可能性があります。
マスクをつけていても紫外線カットにはならないため、日焼け止めを使って紫外線対策をしっかりしましょう。
マスクでこすれたり汗をかいたりしたときは、こまめな塗り直しも必要です。

生活習慣を整え体の内側からバリア機能を高める

基本のスキンケア同様大切なのが、食事・運動・睡眠などの生活習慣を整えること
マスクで肌のバリア機能が弱まっているときは、スキンケアのみに頼るのではなく、インナーケアにも力を入れましょう。
バランスの良い食事に加え、納豆・みそ・ヨーグルトなどの発酵食品を積極的に採り入れてみてください。
腸は肌の状態を映し出すと言われており、腸内環境を整えるのが効果的です。
運動は激しいものではなく、ヨガやストレッチなど、リラックス作用も期待できるようなエクササイズがおすすめ。
睡眠は眠りにつく時間よりも、熟睡できたかどうかを重視してください。
眠り始めの3時間は、傷ついた肌の修復を促す成長ホルモンが分泌されます。
このタイミングで良質な眠りになっていると肌の生まれ変わりが活発になります。
枕やパジャマなどの寝具を整えたり、お気に入りのアロマを使ったりして、ぐっすり眠れるよう工夫しましょう。

まとめ

今回はマスクと敏感肌ニキビの関係や、できてしまった際の対策方法を紹介しました。
マスクによる肌荒れを防ぐために簡単に見直せるポイントは、マスクのサイズを自分の顔に合わせること。
そのうえで汗や蒸れをこまめにふきとることが大切です。
正しい保湿スキンケアのほか、インナーケアも重視して、肌の外側と内側、両方からバリア機能を高めるよう働きかけてください。

※薬用洗顔料配合のアラントイン、グリチルリチン酸2K
※全ての方にアレルギーが起こらないということではありません。
※全ての方にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。

注目記事