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【皮膚科医監修】敏感肌ニキビの方に|市販薬、処方薬のご紹介

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監修:竹内想 先生
皮膚科医
座右の銘 不撓不屈

毛穴から汗とともに排出される皮脂が毛穴に詰まり、アクネ菌が増殖して肌が炎症を起こしてできたものがニキビです。 ニキビは思春期のみに起こる肌トラブルではありません。 大人になってからできるニキビは「大人ニキビ」、あるいは「吹き出物」とも呼ばれ、多くのひとたちの悩みの種となっています。 今回はニキビの市販薬や、皮膚科で処方される薬の成分・効能を紹介していきます。

皮膚科を受診するメリット

ニキビは尋常性ざ瘡とも呼ばれる、皮膚疾患です。
ニキビ治療に効果が期待できる薬の中には、医師にしか処方できないものもあります。
そのため、放置したりセルフケアで治そうとしたりしても、クレーターのような痕が残ることもあります。
陥没してしまったニキビ跡を完全にキレイにするのは、皮膚科でも難しいことが多いです。
そのため、ニキビができたら早めに病院で診てもらうことが大切です。

皮膚科で処方されるニキビ用治療薬にはどんなものがあるの?

冒頭でお伝えしたように、ニキビへの最適な治療をしたいと考えるなら病院を受診することをオススメします。
「自然に治るのを待ってみる」「ドラッグストアで売っている市販薬を使ってみる」 といったように、自分で治してみようという方も皮膚科を受診することを選択肢にいれてみて下さい。
病院では医師がニキビの状態を見て薬を処方するため、ドラッグストアでは販売されていない薬を処方してもらえます。
ニキビ跡を残さないようにしたい場合は早めに医療機関で治療を受けましょう。
病院ではどのような薬が処方されるのかご紹介しますので、参考にしてみて下さいね。

ダラシンTゲル

「クリンダマイシンリン酸エステル」という抗菌作用成分が配合されており、ブドウ球菌やアクネ菌などに対して有効です。
主に、炎症を伴っているにきびに対して使用され、ニキビの悪化につながるアクネ菌の増殖を抑え炎症をしずめる効果があります。

ディフェリンゲル

「ディフェリンゲル」とは、2008年10月に認可された日本初のレチノイド様作用を有するニキビ治療薬です。
アダパレンが主成分で、毛穴のつまりを改善する作用があります。
毛穴の詰まりを取り除くことで、初期段階のニキビ治療が期待できます。

アクアチムクリーム1%

「アクアチムクリーム」は、主成分が「ナジフロキサン」という殺菌効果のある抗菌薬です。
ニキビの原因菌であるアクネ菌を殺菌して除去することにより、炎症を起こしたニキビに対する効果が期待できます。

ビーソフテンローション

ニキビ薬によって起こる皮膚乾燥を防ぐ保湿剤です。 高い水分保持力で保湿し、抗炎症作用で荒れた皮膚症状を治癒していくので、処方薬による乾燥が心配な場合は医師に相談してみて下さい。とくにディフェリンでは乾燥が生じやすいので、保湿剤を併用することがあります。

市販薬の紹介

ドラッグストアで購入できる市販薬を4つご紹介していきます。自分でケアしたい方は参考にしてみて下さい。

資生堂薬品 イハダ アクネキュアクリーム

• 抗炎症成分であるイブプロフェンピコノールが、ニキビの原因であるアクネ菌によるコメドの生成を抑制、炎症を鎮めます。
• 患部の周囲が熱を帯びたり痒みを感じたりしたら、すみやかに使用を中止してください。

資生堂薬品 ピンプリット にきび治療薬C

• 炎症をやわらげ、赤みを抑えるグリチルレチン酸が配合されています。
• 透明なジェルであるものの、乾くとポロポロ粉をふくような状態になることもあるので、使用は就寝前がおすすめです。

ゼリア新薬 アポスティークリーム 6g

• アクネ菌による面皰※を抑え、にきびの炎症をしずめるイブプロフェンピコノールも配合されています。
• 人によっては痒みが生じることもあるので、肌に合わない場合は使用を中止して下さい。
※毛穴に皮脂や角質が詰まっている状態のこと。

ロート製薬 メンソレータムアクネス ニキビ治療薬

• 殺菌有効成分であるレゾルシンが、ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌します。
• 抗炎症成分グリチルレチン酸が炎症をおさえ、ニキビの腫れ・赤みを沈静化させます。
• 独特な硫黄の匂いが苦手な方にはおすすめしません。

ニキビは早期治療が大切

いかがでしたでしょうか。
ニキビの初期段階や軽症の状態であれば、市販薬でよくなる可能性もありますが、自己判断でのセルフケアで悪化させてしまっては、ニキビ跡が残ってしまう可能性があります。
その後の治療には時間的にも精神的にも負担となってしまいます。
市販薬を使用する場合は、かゆみやピリピリとした刺激など、お肌に異常を感じたときはすぐに使用を中止し、早めに皮膚科を受診するようにして下さい。
そして、病院で処方された薬は自己判断でやめたりせず、用法・容量を守るなど医師の言うことをしっかり守って下さいね。
薬の正しい使用と毎日の正しいスキンケアで、にきびのできにくい肌環境をつくって下さいね。

※薬用洗顔料配合のアラントイン、グリチルリチン酸2K
※全ての方にアレルギーが起こらないということではありません。
※全ての方にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。

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