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【皮膚科医監修】痛くてしこりのある赤ニキビって何でできるの?

  • 皮膚科医が明かす
  • 赤ニキビを治す
  • 赤ニキビを知る
  • 赤ニキビを防ぐ
監修:加藤円香 先生
茅ヶ崎mamaクリニック院長
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。鳥取大学医学部卒業。群馬大学院医学系研究科皮膚科学卒業・医学博士。

赤ニキビや黄ニキビを放置していたらしこりニキビになってしまったという経験はありませんか?今回はしこりニキビの原因とケア方法についてご紹介します。

この記事の内容
  • ✓痛くて赤いしこりニキビができるプロセス
  • ✓実は別の病気が原因?
  • ✓痛くて赤いしこりニキビの予防・治療方法は?

痛くて赤いしこりニキビができるプロセス

しこりニキビの前段階

しこりニキビの前段階の赤ニキビや黄ニキビは、アクネ菌や黄色ブドウ球菌などの雑菌が毛穴の中で繁殖して、炎症が起きることが原因で引き起こされます。炎症がひどい場合、化膿することもあります。膿は、細菌を退治するために出てきた白血球の死骸や細菌の死骸を含んでおり、黄色っぽかったり白っぽかったりします。

赤ニキビ

毛穴にたまった皮脂をエサにアクネ菌などが過剰に増えて菌バランスが崩れると炎症が起きてしまいます。

黃ニキビ

傷に黄色ブドウ球菌が入り込んで炎症部が化膿した状態。

硬いしこりが出来る

赤ニキビや黄ニキビがさらに進行すると、毛穴の壁が破壊され、硬いしこり(硬結)ができてしまいます。こうしたしこりニキビは強い赤み、軽い痛み、熱を持つことが特徴で、一般的には「おでき」と呼ばれています。
おできがさらに悪化して、隣り合う毛穴にまで炎症が広がると、より強く痛み、時には発熱、倦怠感といった全身症状が出ることもあります。

しこりが柔らかくなる

しこりが自然に柔らかくなり、自壊して、中から膿が出てくると急速に症状が改善していきます。そして、小さなニキビ跡(痕)を残して治ります。しかし、重症化した場合、切開して膿を出す処置が必要なケースもあります。

実はニキビ以外の病気が原因?

しこりニキビだと思っていたら、粉瘤という別の皮膚の病気だったということもしばしばあります。

粉瘤の特徴とは?

粉瘤は中央部に黒点のあることが特徴です。粉瘤は、何かのきっかけで皮膚の下にできた袋の中に垢(角質)と皮脂がたまってしまうことによってできます。袋の中にたまった老廃物が悪臭がするため、「臭い」があることも粉瘤の特徴です。 また、粉瘤はニキビとは異なり、角質や皮脂が袋の中にたまることでどんどん大きくなっていくため、大きさが数センチ・数十センチにもなる皮疹は粉瘤を疑った方がよいでしょう。

粉瘤の治療方法は?

粉瘤は腫瘍に分類されます。しかし、粉瘤は良性なので出来たら必ず切除しなければならないということはありません。ただ治さずに放置しておくとどんどん大きくなることもあるので、気になる場合は切除しましょう。

痛くて赤いしこりニキビの予防・治療方法は?

肌を清潔に保つ

しこりニキビの直接の原因は毛穴の中で雑菌が繁殖することなので、皮膚は常に清潔に保ちましょう。しこりニキビが出来た後も悪化しないよう洗顔などして清潔に保つことが重要です。

痛みがひどい場合は皮膚科へ!

痛みが強い場合は皮膚科を受診して治療しましょう。


参考文献: 清水宏、あたらしい皮膚科学、中山書店、2018

監修:茅ヶ崎mamaクリニック 加藤円香先生
茅ヶ崎mamaクリニック URL:https://www.mama-clinic.com/chigasaki-clinic
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