
赤ニキビはニキビの中でも炎症が進んでしまっている状態です。
大きいニキビは目立って困るし、跡になるのも嫌ですよね。
赤ニキビのない健やかな肌状態を保つためにも自分の肌質・ニキビの原因に合った洗顔料を使って適切に汚れを落としながら肌をケアすることが大切です。
本記事では赤ニキビの洗顔料を選ぶ時のポイントや正しい洗顔方法について紹介します。
- ✓赤ニキビ肌の洗顔料を選ぶ前に知っておくべき大切なこと
- ✓自分の肌質から洗顔料を選ぶ
- ✓赤ニキビの状態に合わせて洗顔料を選ぶ
- ✓洗顔料の機能性に注目して選ぶ
- ✓形状別赤ニキビ肌におすすめの洗顔料
- ✓洗浄成分別赤ニキビ肌におすすめの洗顔料
- ✓赤ニキビ肌を洗顔するときのポイント
- ✓赤ニキビが治ったあとのスキンケア
- ✓まとめ
赤ニキビ肌の洗顔料を選ぶ前に知っておくべき大切なこと

赤ニキビができている肌を洗浄する際は、洗浄力が強いものを選ぶべきなのでしょうか?
保湿成分は必要?ニキビに有効な成分はどんなものがあるの?など、まず洗顔料を選ぶ前に知っておくべきことを紹介します。
洗浄力について
洗顔料の洗浄力は主に「石けん系」と「アミノ酸系」に分かれます。
一般的に石けん系の方が、洗浄力が高く、アミノ酸系の方が、洗浄力がマイルドな傾向にあります。
思春期の頃にできるニキビは皮脂の過剰な分泌が原因となっていることが多いため洗浄力が比較的高いものでも構いませんが、強すぎる洗浄力がある洗顔料は肌に負担がかかることもあります。
一方、20代以降にできる大人ニキビは乾燥や肌のバリア機能の低下に由来している場合が多いため、「アミノ酸系」のようなマイルドな洗浄力の洗顔料がおすすめです。
保湿成分について
洗顔料に保湿成分が配合されているものはどんなニキビにもおすすめです。
あまり洗浄力の強い洗顔料を使っていないにも関わらず洗顔後肌のつっぱりを感じるような方には特に洗顔料に保湿成分が配合されているものがおすすめです。
大人ニキビはもちろん思春期ニキビの場合でも保湿は必要なので、保湿成分が配合されているものだと肌の潤いを守りながら余分な汚れを落とす効果が期待できるとされています。
赤ニキビに有効とされる成分
ニキビ予防効果を持つ代表的な成分には、殺菌剤や抗炎症剤などがあります。
殺菌成分には、アクネ菌などのニキビ原因菌の繁殖を抑制する効果がある反面、善玉菌まで殺菌してしまったり、デリケートな肌には刺激となってしまったりする可能性もあるため、注意しましょう。
現在ニキビ予防に有効として一般的に化粧品に配合される有効成分は以下の種類のものが代表的な成分です。
・殺菌剤の代表的な成分はサリチル酸・イソプロピルメチルフェノール
・抗炎症効果がある代表的な成分はアラントイン・グリチルリチン酸ジカリウム
毎日ストレスなく使えるものがベスト
洗浄力や成分以外に、毎日ストレスなく使えるアイテムであるかも非常に重要なポイントです。
ニキビ予防に有効な成分が入っているからといって、洗顔後の肌が極端に乾燥するのに使い続けるのは肌によってよくありません。
また、パッケージデザイン等も毎日の使いやすさに関わってきます。
固形石鹸タイプであればお風呂場など水に濡れるところに放置しておくと石けんが溶けて変形の原因になる可能性がありますが、パッケージに入っているチューブタイプなどはそのような心配は不要です。
毎日使う上でストレスなく使えるデザインかどうかにも注目してみましょう。
自分の肌質から洗顔料を選ぶ

自分の肌質を理解することは正しいスキンケアをする上でとても重要です。
しかし、皮膚の状態は季節などの環境、身体全体の健康状態やストレスによっても大きく変化します。
自分の肌質はこれ、と決めつけるのではなく、どんな肌質に傾いたとしても適切にケアできるようにしておくのがベストです。
脂性肌の場合は適切に皮脂が取り除けるものを使う
脂性肌は水分も皮脂も多くベタつきが気になるタイプの肌質です。
うるおいはあるものの、毛穴詰まり、毛穴の開き、ニキビなど過剰な皮脂の汚れが原因の肌トラブルが起こりやすくなります。
対策としては、丁寧な洗顔と引き締め効果のある化粧品などで皮脂を抑えるスキンケアを行いましょう。
ただし、皮脂を取り除こうと洗浄力の強い洗顔料を使うと肌の保水力まで奪ってしまうことがあるので注意してください。
敏感肌は刺激が少ないタイプのものを使う
敏感肌は紫外線や化粧品などの外的刺激に弱く、皮膚トラブルが起こりやすい肌です。
多くの人には刺激にならない成分でも刺激に感じて肌がピリピリしたり赤くなったりします。
敏感肌に明確な定義はありませんが、バリア機能が低下していて肌質をコントロールしにくい状態といえるでしょう。
この場合は、敏感肌用とかかれている刺激が少ないタイプの洗顔料がおすすめ。
また普段使えていたものでも環境の変化などでいきなり使えなくなることもあるので、その場合は無理に使わず洗顔料をお休みしたり変えてみたりして対策しましょう。
乾燥肌は水分と油分をバランスよく補えるものを使う
乾燥肌は水分も皮脂も少ない、自らうるおう力にかけたタイプの肌質です。
加齢とともに増える傾向にあります。
皮脂腺が小さいため毛穴が目立ちにくく肌のキメも細かい傾向にありますが、バリア機能が低下しがちなため、マイルドな洗浄力や保湿成分が豊富に配合されているものを使うなど水分と油分をバランス良く補えるものを選びましょう。
赤ニキビの状態に合わせて洗顔料を選ぶ

今、赤ニキビができている場合
今、赤ニキビができている場合は、先述したニキビ予防効果がある成分が配合されている洗顔料を使うのがおすすめ。
ニキビは毛穴の中で皮脂が詰まって炎症が起こっている状態なので、殺菌成分や抗炎症成分で炎症がひどくならないようにケアすることが大切です。
赤ニキビが何度も繰り返す場合
治っても何度も赤ニキビが繰り返す場合は、「ノンコメドジェニック」処方の洗顔料を使うことをおすすめします。
ノンコメドジェニックとは、コメド(ニキビの始まりである白ニキビ)ができにくい処方がされた化粧品です。
全ての人にニキビができないわけではありませんが、赤ニキビが繰り返しできるなら、ノンコメドジェニックと表示されたものを使ってみましょう。
また週に1〜2回のスペシャルケアとして酵素洗顔やクレイ洗顔等の毛穴の汚れや余分な皮脂を吸着して汚れを取り除いてくれるアイテムを取り入れるのもおすすめです。
赤ニキビができる原因で考える
どうして赤ニキビができているのかを考えて洗顔料を選ぶことも大切です。
たとえば過剰な皮脂の分泌が原因なら適切に皮脂を取り除く洗顔料が必要ですが、乾燥から赤ニキビになっている場合、洗顔料は敏感肌用とされているものを使ったり、肌への負担が少ないものを使ったりすることが大切です。
赤ニキビができる原因で洗顔料を考えると、自分に合うものを適切に選べるでしょう。
洗顔料の機能性に注目して選ぶ

最近はニキビ専用の洗顔料はたくさんの種類があり、それぞれ異なった機能性を持ち合わせているアイテムが多くあります。
機能性に注目して洗顔料を選んでみるのも1つの方法です。
薬用殺菌成分配合
ニキビ予防に有効とされている有効成分は以下のとおりです。
・殺菌剤の代表的な成分はサリチル酸・イソプロピルメチルフェノール
・抗炎症効果がある代表的な成分はアラントイン・グリチルリチン酸ジカリウム
これらの成分が配合されている洗顔料を使うと、ニキビの炎症を予防する効果があります。
そのほか、独特な匂いがあることで有名なイオウも殺菌作用や角質軟化作用があるためいたんだ古い角層を取り除く効果があるとされています。
前にもありましたが、殺菌成分には、アクネ菌などのニキビ原因菌の繁殖を抑制する効果がある反面、善玉菌まで殺菌してしまったり、デリケートな肌には刺激となってしまったりする可能性もあるため、注意しましょう。
保湿成分配合
特に20代以降にできる大人ニキビには保湿成分が配合されている洗顔料がおすすめ。
代表的な保湿成分は「セラミド」「アミノ酸」「ヒアルロン酸」「スクワラン」「グリセリン」などです。
これらの成分が配合された洗顔料を使うと洗い上がりのつっぱり感が軽減されたり、肌の余分なうるおいを逃さないようにしてくれたりします。
思春期ニキビにも保湿は大事なので、ニキビ有効成分ばかりではなく保湿成分にも注目して選んでみましょう。
美肌菌サポート機能
ニキビの原因となるアクネ菌は本来誰の皮膚にも存在している皮膚常在菌です。
アクネ菌以外にも皮膚の上にはたくさんの菌が存在していてそれらのバランスが崩れることも肌荒れの原因の1つとされています。
アクネ菌の殺菌だけではなく、肌の調子を整えてくれる美肌菌をサポートできるような製品を使用すると皮膚常在菌のバランスが整うため、肌力を底上げしてくれるでしょう。
ニキビケアとなると殺菌・抗炎症作用ばかりに目がいきがちですが、肌本来の健やかさを育ててあげるようなスキンケアを取り入れることも大切です。
形状別赤ニキビ肌におすすめの洗顔料

ニキビ用の洗顔料には様々なタイプがあります。
チューブタイプはきめ細かく弾力的な泡が作りやすかったり、泡で出てくるタイプは手軽に使えたり、それぞれに特徴があります。
自分が負担なく毎日使えそうな形状のものを探す際の参考にしてみてください。
リキッド(液体・チューブ)タイプ
チューブタイプの洗顔料は一番種類が多く、洗浄力は弱いものから高いものまで様々。
有効成分や保湿成分などを効果的に配合したものがたくさん発売されています。
使用感・泡立ちにすぐれていて手軽に使えるのもポイント。
種類が多すぎて自分に合うものを見つけるのが難しい部分もありますが、持ち運びもしやすく肌質問わず色んな人が使えるタイプの洗顔料です。
固形石鹸タイプ
固形石鹸は一番洗浄力が強いタイプの洗顔料。
使用後につっぱり感がでやすいため乾燥肌や敏感肌の方は注意が必要です。
皮脂の過剰分泌で赤ニキビになっている場合は固形石鹸で余分な皮脂を洗い流してあげると良いでしょう。
また、枠練りタイプと呼ばれる石鹸の色が透明〜半透明のものは石鹸でも比較的洗浄力がマイルドなため、肌への負担も少ないとされています。(一部油脂を多く入れると洗浄力がマイルドなまま不透明になる石鹸もあります)
泡タイプ
ポンプを押すと泡で出てくるタイプは、手軽に使えて便利です。
洗浄力は弱いものから普通程度のものまで様々。
泡タイプも現在は種類が豊富に展開されているので自分に合いそうなものをたくさんの選択肢の中から選べます。
肌への刺激を極力減らしつつ泡タイプの洗顔料を使いたい場合は、濃密な泡が出てくるタイプのものを選ぶと良いでしょう。
パウダータイプ
パウダータイプはパパインなどの酵素が配合されていることが多い粉状の洗顔料です。
酵素は古くなった角質や余分な汚れ、皮脂の詰まりなどを効果的に洗浄してくれます。
日々の洗顔では取り切れない不要な汚れを定期的にケアしてあげることで健やかな肌を保てるとされています。
毎日使うと肌に負担がかかってしまうため週に1〜2回のスペシャルケアに取り入れると良いでしょう。
洗浄成分別赤ニキビ肌におすすめの洗顔料

赤ニキビに有効な洗浄成分やニキビ肌を予防するために効果的とされているアイテムについて紹介します。
反対に、赤ニキビができている肌で使う際には注意したほうが良い成分についても紹介するのでチェックしてみてください。
赤ニキビ肌におすすめの成分
ニキビに有効とされる殺菌成分や抗炎症成分が配合されている洗顔料のほか、ピーリングやスクラブ剤・クレイ洗顔等も赤ニキビの予防には効果的です。
ピーリングの主な成分はAHAやリンゴ酸などで、余分な角質をオフして、ごわついた肌をやわらかく整えてくれる効果が期待できます。
クレイ洗顔は余分な皮脂を吸着し、毛穴詰まりを改善する効果があるとされています。
通常のニキビ有効成分のほか、これらの成分についても日々のケアに取り入れてみると良いでしょう。
赤ニキビ肌では気をつけたい成分
全ての人に刺激となるわけではありませんが、一部刺激の強い界面活性剤や防腐剤が赤ニキビ肌には刺激になる可能性があります。
赤ニキビができている肌は炎症がおこっている状態なので極力刺激となる成分は避ける方が無難です。
パラベン(防腐剤)は、刺激の強い順番に、ブチルパラベン>プロピルパラベン>エチルパラベン>メチルパラベン>となっています。
これは抗菌力の高さ順でもありますが、なるべく刺激の少ない防腐剤が配合されているものを選ぶなど工夫すると赤ニキビ肌でもより安心して使用できるでしょう。
赤ニキビ肌を洗顔するときのポイント

赤ニキビができている肌を洗顔する際はニキビを刺激しないよう通常より丁寧な洗顔が必要です。
洗顔の回数は1日2回で十分で、赤ニキビが気になるからといって洗顔しすぎると余計に肌が乾燥してさらに赤ニキビができるという悪循環に陥ってしまう可能性もあります。
洗顔料はしっかり泡立てる
固形石鹸やチューブタイプの洗顔フォームを使う場合は、しっかりと泡立てましょう。
洗顔ネットを使うと誰でも簡単に濃密な泡を作れるのでおすすめ。
顔にのせてもヘタってこないようにたっぷり洗顔料を使いましょう。
やさしく包み込むように洗う
泡立てた洗顔料で、顔全体をやさしく包み込むように洗います。
ニキビや毛穴の汚れが気になるとどうしてもゴシゴシしてしまいたくなりますが、泡でやさしくなでるぐらいにとどめましょう。
また、長い間洗顔料を顔の上にのせておくことも肌の負担になるため注意してください。
手早くサッと洗い上げる方が肌本来のうるおいを流さずに洗顔できます。
丁寧に洗い流す
洗顔料は髪の毛の生え際やアゴの下など、洗い残しがないようしっかりとすすぎましょう。
洗い流す際は、冷たい水も熱いお湯も肌に負担がかかるのでぬるま湯が適温です。
少し冷たいかなと感じるほどの温度にしましょう。
すすぎは20〜30回程度が目安で、洗い残しを気にするあまり何度もすすぐとそれはそれで肌のうるおい成分が流れてしまうため適切ではありません。
多くても30回程度にとどめて鏡で洗い残しがないか確認したあと、清潔なタオルで顔をこすらずやさしくおさえつけるように水分をふきとりましょう。
赤ニキビが治ったあとのスキンケア

赤ニキビは炎症が長引く傾向にあり、治っても赤みだけがなかなか取れなかったり炎症後の色素沈着でシミになってしまったりするので状態にあわせたお肌のケアが必要です。
ここでは赤ニキビが治ったあとのスキンケアについて紹介します。
ビタミンC誘導体や美白成分をスキンケアに取り入れる
ニキビが治っても赤みが残ってしまったら、ビタミンC誘導体や抗炎症効果のある成分を配合した化粧品を使うと効果的です。
また、シミになってしまった場合は日焼けすると消えにくくなるため紫外線対策はしっかりとした上で美白化粧品をスキンケアに取り入れましょう。
気にしすぎて刺激しすぎると刺激がメラニン合成を高めてしまうため過剰なケアにも注意が必要です。
美容皮膚科でのレーザー治療も効果的
市販の化粧品だけでケアすることが難しいと感じたらレーザー治療が有効なこともあります。
しぶといニキビ跡や、クレーター状になってしまったニキビ跡は市販の化粧品だけでケアすることが難しい場合が多くあります。
そんな場合は美容皮膚科でのレーザー治療を検討してみましょう。
ただし、ダウンタイム(肌に赤みなどが残ること)が伴うこともあるので処置の特性を理解したうえで行うことが大切です。
まとめ

赤ニキビ用の洗顔料を選ぶ際にはたくさんの選択肢がありどれにしようか迷ってしまいますよね。
少しでも早く炎症を抑えようと思うなら自分に合うアイテムで正しいケアをする必要があります。
また、有効成分が配合されている洗顔料も効果的ですが、これからの肌を健やかに保ち続けられそうなアイテムを選ぶことも1つのポイントです。
化粧品に加えて、食生活や生活習慣を見直すこともニキビには効果的とされているので日々の生活リズムを整えることも意識してみてください。
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