
洗顔料は、ニキビ(にきび)を予防するためには欠かせないもの。今回は、自分にあった洗顔料を選ぶために押さえておきたいポイントを紹介します。さらには意外と知らない正しい洗顔方法についても解説していきます。
是非参考にしてみてください。
ニキビ洗顔料を選ぶ際には、以下の5つのポイントを押さえておくとよいでしょう。
- ・肌へのやさしさ
- ・洗い上がり
- ・アクネ菌対策
- ・抗炎症成分
- ・保湿
肌へのやさしさと洗いあがり
ニキビ肌の洗顔で最も重要なのは「いかに肌にダメージを与えずに、毛穴に詰まった余分な皮脂や汚れ、角質を落とすか」ということ。強い洗浄力で汚れが落ちたとしても、それによって必要な水分や皮脂まで落ちて肌がつっぱってしまったり、肌に負担がかかってニキビなどの肌トラブルが悪化してしまったりすることもあります。
そこで注目したいのは洗顔料のボトルの裏に書いてある成分情報!
多くの洗顔料では、「水」の次に「界面活性剤」が書いてあります。
界面活性剤には、本来なら水に溶けないような汚れを溶けるようにして洗い流す性質があります。界面活性剤の性質を利用することで、肌表面にある酸化した皮脂や汗などを落とすことができることから、界面活性剤は洗顔料には欠かせない成分となっています。
代表的な界面活性剤
アミノ酸系
洗浄力や泡立ちがマイルドなので、肌をいたわりながら、しっとり感を残して洗い上げることができます。肌にやさしいニキビ洗顔料をお探しの方には、アミノ酸系洗顔料がおすすめです。
表示名称の代表例:ココイルグルタミン酸TEA、コカミドプロピルベタイン、ココイルサルコシンNa、コカミドDEAなど
石けん系(高級脂肪酸アルカリ金属塩)
アミノ酸系と比べて洗浄力が強いため、皮脂をしっかりと落とすことができます。泡立ちがよいことも特徴です。しかし、肌質によっては肌のつっぱりや乾燥の原因になることもあります。
石けん系はアルカリ性なので、アルカリ性に弱い方や、肌をアルカリ性から中性に戻す機能(中和能)が低下している方は特に注意が必要です。
表示名称の代表例:カリ石鹸素地、パーム脂肪酸Na、ヤシ脂肪酸K、ラウリン酸Kなど
アクネ菌対策
アクネ菌(学名: Propionibacterium acnes)は油分をエサに増殖します。皮脂だけではなく、化粧品に含まれている油分も成分によってはアクネ菌のエサになり得るため、ニキビ洗顔料を選ぶ際にはオイルフリーかどうかも注目すると良いでしょう。
ニキビ洗顔料の中には殺菌成分として、サリチル酸、イソプロピルメチルフェノールといった成分が配合されているものもあります。殺菌成分には、アクネ菌などのニキビ原因菌の繁殖を抑制する効果がある反面、善玉菌まで殺菌してしまったり、デリケートな肌には刺激となってしまったりする可能性もあるため、注意しましょう。
抗炎症成分
ニキビ洗顔料の中には抗炎症成分として、グリチルリチン酸2K、アラントインといった成分が配合されているものもあります。抗炎症成分はニキビや肌荒れ、炎症を抑える働きがあるため、ニキビが気になる方にはお勧めの成分です。
保湿
肌の乾燥は皮脂分泌量に影響し、肌のダメージを引き起こすため、潤いを補うことはとても重要です。ただし、保湿剤として配合されている油分がアクネ菌のエサになってしまう可能性もあるため、保湿成分の内容にも注目してみましょう。
ニキビ洗顔料の剤形(タイプ)
ニキビ洗顔料の剤形はさまざま。洗い心地の好みや使用シーンに合わせて選びましょう。
- ・固形石けん(固形石鹸)タイプ 石鹸は界面活性剤の塊です。洗浄力をマイルドにするために、微量の油性成分が入っていることもあります
- ・クリーム(フォーム)タイプ 「洗顔フォーム」「ウォッシングフォーム」と呼ばれているタイプです。 使いやすいように、界面活性剤を水に薄めて配合しています。メイク落としではなく、普段の洗顔用に使います。
- ・クレンジングジェルタイプ 界面活性剤を水に薄めて配合し、さらに増粘剤を加えることでジェル状にしたものが一般的です。メイクの油分をしっかり落とすことができます。
- ・パウダータイプ
- ・スクラブタイプ
- ・クレイタイプ
基本の洗顔ステップ
洗顔する前に手を洗い、手の汚れを落としましょう
32℃前後のぬるま湯で顔を洗い流しましょう
洗顔料を手のひらもしくはタオルにとり、軽く泡立てましょう
泡を肌の上で転がしながら、やさしく洗いましょう。おでこから鼻にかけてのTゾーン、口の周辺やほほから顎にかけてのフェイスライン(Uゾーン)を意識して洗いましょう。ニキビに刺激を与えると悪化してしまう可能性があるため、ニキビには触らないようにしましょう。
32℃前後のぬるま湯で洗い流しましょう。生え際などにすすぎ残しがないように注意しましょう。
清潔なタオルで軽く押さえて、やさしく水を吸い取りましょう
間違った洗顔方法
×朝は洗顔しない
寝ている間も汗や皮脂は分泌されます。朝顔の汚れを落とさずにしておくと、毛穴が詰まってしまう原因になるので、朝も顔を洗いましょう。
×熱いお湯で洗う
熱いお湯だと必要な皮脂までとれてしまうため、ツッパリ感を感じる原因になってしまいます。
×冷たい水で洗う
冷たい水だと余分な皮脂が十分に落とせません。
×洗顔料を長時間洗い流さない
洗顔料を長時間洗い流さないでいると、肌が荒れる原因になります。
×肌に刺激を与える
力を込めてゴシゴシと洗うと肌を痛める可能性があります。また、必要な皮脂や水分までとれてしまい、肌の菌バランスが崩れてしまう原因になってしまいます。
×過剰に洗顔する
1日に何度も洗顔すると皮膚の油分が必要以上に失われ、かえって肌トラブルが起きやすくなってしまいます。自分の体質に合わせた洗顔頻度にしましょう。
注目記事
ニキビ肌のための正しい洗顔方法
ニキビ(にきび)の原因となる皮脂や汚れを落とすにはていねいに顔を洗うことが大切。
しかし、間違った洗顔方法をしていると、お肌に負担や刺激を与えて、肌トラブルの原因となってしまう場合もあります。
今回は正しい洗顔の方法を紹介します。
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【皮膚科医監修】ニキビ原因菌の「アクネ菌」は「完全になくす」べき?
アクネ菌というと「ニキビを引き起こす悪い菌」というイメージをお持ちの方も多いと思います。
実際、過剰な皮脂の分泌が原因で毛穴が詰まると、アクネ菌が毛穴に詰まった皮脂をエサに繁殖し、赤ニキビを引き起こしてしまいます。
そんなアクネ菌を何とかして殺菌して、全滅させたいと思ったことはありませんか?
実はニキビの原因菌として知られている「アクネ菌」も普段は肌を守る「バリア機能」の役割を担ってくれているということを知っていましたか?
今回はアクネ菌の知られざる性質についてご紹介したいと思います。
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ポイント①ファージと菌バランス
バクテリオファージはお肌のパトロール役。
彼らの役割は『菌バランスを整えること』。増えすぎてしまった悪玉菌を見つけると、そこに直接作用。正常な菌バランスに戻してくれます。
そんなバクテリオファージを日本で初めてアクネケアに活用したのが『イスクラファージ』です。
※無着色、無香料、アルコールフリー、ノンオイル
ポイント②菌バランスに配慮したやさしい植物処方
ニキビの原因となる皮脂や汚れを落とすにはていねいに顔を洗うことが大切。
しかし、洗いすぎると必要な皮脂や水分まで落として、肌の菌バランスが崩れる原因になってしまいます。
植物由来のせっけん素地を利用したイスクラファージ Skin Balance洗顔料は、余分な皮脂や汚れをやさしく落としつつ、キンセンカエキスなどの保湿エキスにより潤いをチャージ。
ニキビのできにくい肌へと導きます。
※無着色、無香料、弱酸性、ノンオイル、アミノ酸系洗顔料
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