茅ヶ崎mamaクリニック院長
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。鳥取大学医学部卒業。群馬大学院医学系研究科皮膚科学卒業・医学博士。
「成長ホルモン分泌による皮脂の過剰分泌」を原因とする思春期ニキビと、「ホルモン量の変化」を主な原因とする大人ニキビ。 違いやケア方法を解説します。
- ✓大人ニキビと思春期ニキビの違いは?
- ✓大人ニキビと思春期ニキビの見分け方は
- ✓そもそもニキビの原因は?
- ✓ニキビを予防するために注意したいこと
大人ニキビと思春期ニキビの違いは?
思春期ニキビの原因は「成長ホルモン分泌による皮脂の過剰分泌」
思春期は、ホルモンが多く分泌されることにより皮脂が過剰に分泌される傾向にあります。そのため、思春期ニキビは額や鼻にかけるTゾーンといった、皮脂が多く分泌される箇所にできやすい傾向にあります。
皮脂分泌を促す男性ホルモン「アンドロゲン」は男女ともに思春期に多く分泌されますが、男性の方がより多く分泌されます。
大人ニキビの原因は「ホルモン量の変化」
思春期が終わる20代には、ホルモン量の分泌が下がって皮脂分泌量も減るため、ニキビの数は一般的には減る傾向にあります。その一方で、月経や妊娠によるホルモン量の変化を原因とした大人ニキビができやすくなります。
肌に合っていない化粧品によって乾燥や摩擦を引き起こしている場合もあります。また、血流の悪さによってできやすく、跡を残しやすい傾向にあります。
大人ニキビはあごや口周りなどのUゾーンに出来やすい傾向にあります。
大人ニキビと思春期ニキビの見分け方は
大人ニキビと思春期ニキビはその背景の要因は違いますが、ニキビの外観は同じです。そのため、ニキビを見て大人ニキビか思春期ニキビを見分けることはできません。
そもそもニキビの原因は?
ニキビは皮脂や古い角質が毛穴に詰まることで生じます。これが白ニキビや黒ニキビです。毛穴に溜まった皮脂や角質をエサに、菌が増えすぎると、炎症を起こして黄ニキビや赤ニキビが作られます。過剰に増えて問題を起こす菌にはアクネ菌などがあります。
毛穴が詰まる原因は?
ニキビの直接の要因は毛穴のつまりです。一般的には、下記の要因が毛穴のつまりを引き起こすと考えられています。
- ●ホルモン量の変化
- ●肌につけるもの
肌に合わない化粧品やローション、乳液などは毛穴詰まりの原因になる可能性があります。特に、ニキビがある時は油分の多い化粧品より水分ベースの化粧品を使うことをお勧めします。 - ●湿度の高さと肌への刺激
きつい服を着ている場合、衣服の摩擦が肌にとって刺激となる可能性があります。
ニキビを予防するために注意したいこと
ニキビと化粧
油分の多い化粧品や粒子の細かい化粧品を使うと毛穴が詰まって、赤ニキビができやすくなります。
どんな成分のメイクでも寝る前には優しく落とすことが大切です。
ニキビと睡眠の乱れ
睡眠不足や質の悪い睡眠はストレスホルモンの過剰分泌を促し、免疫系のバランスが崩れやすくなってしまいます。睡眠の質が悪いと、ニキビが出来やすくなってしまうため、生活習慣の乱れを改善し、睡眠をしっかり取ることが大切です。
ニキビと食事
特定の食材とニキビとの間の因果関係は明らかにされていませんが、バランスの取れた健康的な食事は美肌作りには欠かせません。
もし食べるとニキビができやすくなるという食材があれば、それを避けることも大切です。
ニキビとストレス
ストレスはニキビの炎症を悪化させる原因になります。 またストレスは、ニキビをつぶしたり皮膚を引っ掻いたりする「スキンピッキング」を引き起こす可能性があります。
さらに、ストレスは健やかな皮膚のバリア機能を弱めるため、肌の菌バランスが崩れやすくなってしまいます。
大人ニキビと思春期ニキビのケア方法
ニキビケアにおいて、肌のバリア機能を守りながら、低刺激のソープで優しくきれいに洗い流すことが重要です。
角質や皮脂を落とそうとゴシゴシ洗ってしまうと、皮膚に必要以上の刺激が与えられてバランスが乱れ、ニキビが悪化する恐れがあるほか、肌荒れにも繋がる恐れもあります。そのため、うるおいを逃さないように石けんで丁寧に洗い上げることが大切です。
クレンジングも同じく、皮膚の油分を過剰に落としすぎず、肌の潤いを保つことが大切です。
茅ヶ崎mamaクリニック URL:https://www.mama-clinic.com/chigasaki-clinic
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