ニキビは多くの人が経験する肌トラブルですが、治るまでの期間は人によって違います。
特に炎症が起きて赤くはれてしまった赤ニキビは治りづらく、「今できている赤ニキビはどのくらいで治るの?」「皮膚科に行ったらどのくらい通う必要があるの?」と、疑問を持つ方もいるでしょう。
今回は、一般的に赤ニキビが治るまでの期間や、皮膚科に行った場合、治療にどのくらいの期間がかかるのかを紹介していきます。
赤ニキビが治るまでの期間は?
赤ニキビが治るまでの期間は、個人差が大きく比較的すぐに治る人もいれば、治っても繰り返しできるなど、長期間にわたり症状が良くならない人もいます。
軽度のニキビであれば自然治癒することもありますが、放置しておくと悪化することも考えられるため、なるべく早期に病院へ行き、治療を開始するのが望ましいでしょう。
赤ニキビが治るまでは数週間〜3ヶ月程度かかることも
毛穴内に炎症が起こり、赤くはれた赤ニキビの場合、治るまでには数週間〜3ヶ月程度かかるのが一般的です。
自然治癒は難しいため病院で治療を受ける必要があるほか、一晩(1日)で治すことも困難とされています。
また、症状が改善したあともニキビができない肌環境を維持するためには、長期的に治療していくことが大切です。
そのため、赤ニキビを治療して、治療後によい状態を保つには、短くても数か月程度、長い場合数年はかかるという認識を持っておきましょう。
軽度のニキビなら10日程度で自然治癒することも
毛穴に角栓が詰まることで起こる「コメド」と呼ばれる初期段階のニキビの場合は、適切な洗顔やスキンケアを行っていれば、1週間〜10日程度で自然と治ることもあります。
病院で治療を受けたとしても、赤ニキビのように治療が長期間に渡ることが少なく、早期に治ることが多いです。
ニキビ跡になる可能性も低いため、初期の段階できちんと直せるかが大切と言えるでしょう。
そもそもちゃんと治るの?治らない期間は?
ニキビは病院で適切な治療を受けつつ、日々の生活習慣をきちんと整えることで、治すことができます。
しかし、治療を開始してすぐに効果が現れるものではありません。
特に炎症をともなった赤ニキビを治療する場合は、治らない期間が数ヶ月程度になることもあります。
治療をはじめてしばらく経ってから徐々に効果があらわれ始めることもあるので、じっくりと治療に取り組みましょう。
また、ニキビ跡にしないためにも、治らない期間を短くするためにも、炎症がおきてからではなく、コメドと呼ばれる初期段階で皮膚科へ行き、最適な治療を受けることが重要です。
皮膚科にはどれくらい行く(通う)べき?
ニキビ治療で皮膚科へ通う場合、どれくらいの期間行く(通う)べきなのでしょうか?
個人差がありますが、一般的には数ヶ月から、長い場合数年単位になることもあると言われています。
ここからは、皮膚科に通う期間や、どのような治療をするのかを紹介します。
皮膚科には数ヶ月から数年通うことも
赤ニキビが治るまでの期間は個人差が大きく、病院で治療を開始してから2週間くらいで効果が現れる人もいれば、数か月程度の治療期間が必要になることもあります。
病院での治療だからといって即効性を期待するのではなく、繰り返すニキビを断ち切るためにも、根気強く治療を続けることが大切です。
新しいニキビができにくくなってくると、満足して通うのをやめてしまいたくなるかもしれませんが、自己判断で治療をやめず必ず医師と相談しましょう。
どんな治療をするの?
皮膚科での治療は、ニキビの段階によって異なります。
初期段階のニキビでは毛穴の詰まりを改善するために、角層剥離効果のある外用のピーリング剤などを用いることが多いとされています。
一方、炎症が起きてしまった赤ニキビに対しては、ニキビ菌を抑える抗生物質などを用いることが多いでしょう。
ただし、抗生物質は耐性がつき薬が効かなくなることも考えられるため、3ヶ月までとされているのが一般的です。
体質を整えることを目的として、ビタミン剤や漢方などを併用することもあります。
なお、ニキビ跡に関しては皮膚科での保険治療では完治が難しいため、美容皮膚科等での治療が有効的です。
赤ニキビが治りにくいのはなぜ?
赤ニキビが一度できると、治るまでに時間がかかったり、繰り返し同じ場所にできたりして困りますよね。
赤ニキビができる原因はひとつではなく、いろいろな要因が重なっています。
赤ニキビを少しでも早く治したいなら、皮膚科へ行くのはもちろん、日々の生活を見直ことも大切です。
ニキビができる原因がひとつではない
ニキビは、過剰に分泌された皮脂が毛穴を詰まらせたり、毛穴の出口の角層が厚くなって毛穴をふさいだりして、アクネ菌が繁殖することで発生します。
しかし実際にはそれだけではなく、睡眠不足や食生活の乱れ、肌の乾燥などさまざまな要因が絡み合っていることが多いです。
そのため、一つの対処法だけを試していれば良いのではなく、さまざまな方面からニキビへアプローチする必要があります。
特に赤ニキビの場合は、いろいろな原因が重なり合って悪化していることが考えられるため、原因を特定することが困難で、治る際にも時間がかかりやすいと言えるでしょう。
肌本来の機能が低下していることも
一度治ったと思ってもまた同じ場所に赤ニキビができる場合、そもそも肌本来の機能が低下していることも考えられます。
赤ニキビができて皮膚がダメージを受けると、肌の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れて、正常な皮膚が作られていない可能性があります。
そこへアクネ菌が繁殖することで、何度も赤ニキビができてしまうといった悪循環になっているかもしれません。
根本的な肌の機能を整えるために、スキンケア方法や生活習慣を見直してみることが大切です。
まとめ
赤ニキビは一度できると治りづらく、「早く治したい」と思っても、実際には数ヶ月から数年程度の根気強い治療が必要となります。
軽度なニキビなら自然治癒することもありますが、炎症の起こっている赤ニキビの場合自己流のケアはニキビを悪化させたりニキビ跡になったりする可能性もあるため控えて、皮膚科で適切な処置を受けましょう。
それと同時に、肌本来が持つ機能を高めてあげるために、基本となるスキンケアや生活習慣を見直すことも重要です。
ニキビは皮膚の疾患ですので、初期の段階であっても早期に病院へ行き治療を受けましょう。
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