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【皮膚科医監修】蒸れ蒸れマスクが危ない!?赤ニキビへの影響とは?

  • 皮膚科医が明かす
  • 赤ニキビを防ぐ
監修:竹内想 先生
皮膚科医
座右の銘 不撓不屈

赤ニキビやトラブルのない健康な素肌は毎日の積み重ねから作られます。特にニキビケアは生活習慣やスキンケアだけでなく、環境の変化にも気を付けることが大切。 今回はコロナ禍でのマスクとの付き合い方について考えます。

毎日付けているマスクの内側、蒸れていませんか?

通勤や通学、お買い物など一歩外へ出る時は必ずマスク!の毎日ですが、特に早朝など外気の気温が低い時間はちょっと歩くとマスクが蒸れて水滴が・・・。
そんな経験ありませんか?

水滴でジメッと湿って気持ち悪いだけでなく、マスクの内側は雑菌も繁殖しやすい環境です。とくに「新しい生活様式」でマスクが一般化した昨年は梅雨時や夏場、長時間のマスク着用で肌荒れやニキビが悪化する方が多くみられました。

蒸れ蒸れマスクはなぜできる?

口呼吸により暖かい息が吐き出されると、外気の気温との温度差でマスクの内側に結露が出来ます。(お部屋の窓と一緒!)
  その為マスクの内側に水滴がつき、マスク全体がジメッと湿ってくるのです。

蒸れたマスクの中は雑菌が・・・。

マスクは不織布の使い捨てでも仕事や学校が終わるまで使い続けています。 湿った環境では細菌も増えやすくなります。
家を出る時は新しいマスクを付けても結露で湿り、皮脂やファンデーションなどで1日が終わるころにはマスクの内側でアクネ菌やその他細菌が増えています。
アクネ菌はニキビの原因となる菌なので、過剰に増えることでニキビになりやすくなってしまいます。

肌のマスクストレス

家以外ではマスクを長時間付けるため、肌との摩擦で角質も厚くなりがちです。こすれた刺激で肌のバリア機能が低下し、肌荒れや赤ニキビの原因となります。
特に大人ニキビができやすい口回りやあごは心配。

そんなマスクジメジメストレスを解消し、肌ストレスを減らしましょう!

対策その1  口呼吸から鼻呼吸へ

鼻呼吸に変えることでマスクの中に暖かい息が入りにくくなるため、かなりジメジメ感は軽減されます。
暑さや息苦しさで楽にできる口呼吸になりがちです。そんなわたしも気づいたら口呼吸になっていることがあります。気づいたときには鼻呼吸をするように心がけましょう

対策その2  マスクの内側にティッシュペーパーを挟む

自宅から駅まで歩くだけで蒸れを感じるなら、マスクと口の間にティッシュを挟みティッシュが湿ったら捨てることでいつでもマスクはサラッと快適。 口紅の色移りも防げて一石二鳥。
インナーマスクの装着やガーゼを挟み込むことで、皮膚とマスクの接触を減らすことも有効です。汗をかいたなと思ったらこまめに汗を優しく拭き取ることも大事。
また、換気の良い場所やまわりに人がいない場所などで定期的にマスクを外して蒸れを逃がすことも大切。

対策その3 マスクと肌の摩擦対策には毎日の保湿ケア+ウィークリー角質ケア

マスクの下は蒸れていて、潤っているように感じますが、一時的なもの。マスクを外すと一気に水分が蒸発して肌が乾きやすくなります。
肌の乾燥は角質を厚く作りやすくするため、保湿剤を念入りに!
厚くなった角質は優しくオフ!肌質に合わせ、できるだけ肌に負担を掛けないローションタイプか微粒子のスクラブを週に1度のお手入れに取り入れるのがおすすめです。

対策その4 自分に合ったマスクを選ぶ

自分の顔に合ったサイズ・素材のマスクをすることも重要。敏感肌の方は不織布マスクだと刺激になりやすいです。
サイズが合わないと肌がマスクと擦れて摩擦が生じ、肌荒れ、赤ニキビの原因となります。

自分に合ったマスクのサイズを測るには以下の方法があります。

  • 1.親指と人差指を使ってL字型を作ります。
  • 2.耳の付け根の一番上(耳の一番高いところ)に親指を当てます。
  • 3.鼻の付け根から約1cm下の部分に人差し指を当てます。
  • 4.親指から人差し指の長さを測ります。その長さがマスクのサイズの目安となります。

マスクサイズの種類は以下の通り

  • ・9cmから11cm:子供用サイズ
  • ・10.5cmから12.5cm:小さめサイズ
  • ・12cmから14.5cm:普通サイズ
  • ・14cm以上:大きめサイズ

例:12.5cmの場合は小さめサイズか普通サイズ。ここから実際に着用し、正面から見てちょうど頬が見えない形、かつ、マスクと頬の間に隙間ができないものが適正サイズとなります。

まとめ

新型コロナウイルス対策で、マスクはなくてはならない必需品となりました。蒸れたマスクは気持ちの良いものではないですし、肌が荒れたり、赤ニキビができたりしてしまってからでは対処はなかなか大変です。
マスクで隠れているからと言ってスキンケアを疎かにしてはいけません。むしろ、しっかりすることが大事です。
新しい生活様式として、マスクの肌荒れ対策をしっかりしてきれいで健やかなお肌を心がけていきましょう。

※薬用洗顔料配合のアラントイン、グリチルリチン酸2K
※全ての方にアレルギーが起こらないということではありません。
※全ての方にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。

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