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【皮膚科医監修】赤ニキビと乾燥の関係性について

  • 皮膚科医が明かす
  • 赤ニキビを防ぐ
監修:竹内想 先生
皮膚科医
座右の銘 不撓不屈

冬に近づくにつれて気温と湿度が下がり、肌が乾燥しやすくなります。乾燥肌はニキビをはじめとした、多くの肌荒れの要因になります。そのため、肌を乾燥させずに水分量を逃さないケアが大切です。

この記事の内容
  • ✓赤ニキビと乾燥
  • ✓秋冬に乾燥が悪化する理由
  • ✓乾燥だけでなく冷気も原因に
  • ✓ニキビのメカニズム
  • ✓正しい乾燥ケアとは
  • ✓生活習慣の見直しも

赤ニキビと乾燥

乾燥によって肌のバリア機能が低下してしまいます。普段は潤いを閉じ込めて、刺激から肌を守っている脂質がなくなると、肌が無防備になって刺激を受けやすくなります。汚れや細菌などの攻撃が効きやすくなってしまうのです。

それだけではなく、肌のバリア機能をもとに戻そうと、肌は皮脂を分泌します。その結果、毛穴に皮脂が溜まります。そして、毛穴が詰まりやすくなります。毛穴が詰まってそこに皮脂が溜まることで、初期のニキビが発生します。

秋冬に乾燥が悪化する理由

秋冬にかけて空気が乾き、肌が乾燥します。これに加えて、暖を取るためにストーブやエアコンを使うと湿度が低下し、さらなる乾燥を引き起こします。肌はこうした乾燥への防衛反応として、水分を保とうとして皮脂を分泌します。その結果、ベタついているのに乾燥した肌ができあがります。

これに加えて、寒い季節にはついつい熱いお湯で長風呂したくなりますが、これも乾燥を招くことがあります。皮膚がふやけるまで入っていると必要な皮脂まで取ってしまい、肌の潤いが逃げてしまいます。

乾燥だけでなく冷気も原因に

寒さによって肌が冷えると皮膚の細かい血管が収縮し、血の巡りが悪くなってしまいます。これによりお肌へ栄養が行き届きにくくなります。また、体が冷えることにより新陳代謝が悪くなり、肌のターンオーバーが鈍くなってしまいます。そのため、古い角質がたまり毛穴に汚れや皮脂が詰まってしまいます。

ニキビのメカニズム

ニキビは皮脂や古い角質が毛穴に詰まることで生じます。これが白ニキビや黒ニキビです。毛穴に溜まった皮脂や角質をエサに、菌が増えすぎると、炎症を起こして黄ニキビや赤ニキビが作られます。過剰に増えて問題を起こす菌にはアクネ菌などがあります。

正しい乾燥ケアとは

洗顔は朝と晩の2回低刺激の洗顔料で、やさしく洗い上げることが大切です。洗浄力の強い洗顔料でゴシゴシと洗顔すると必要以上に皮脂を取ってしまい肌のバリア機能を低下させてしまいます。
手で直接洗浄すると刺激が強いため、泡立てネットを用いて泡を作ってから洗うとよいでしょう。

また、洗い流すときにはシャワーを直接あてるのではなく手で優しく洗い流し、拭き取るときにはタオルでゴシゴシと強くこするのではなく優しく拭き取り、肌への刺激を抑えることが大切です。
お風呂やシャワーは38~40度程度の、熱すぎないお湯で済ませるのも大切。皮脂を拭い去りすぎる長風呂にも要注意です。お湯に浸かる時間は10~15分にしましょう。
加湿器などで部屋の湿度を調整することも忘れずに。湿度60%を目安にすると良いです。

保湿も大事。
乾燥により肌の一番外側の角層が厚くなって毛穴を塞いでしまうこともあります。時間が経つと水分が失われていってしまうため、洗顔後すぐに化粧水や保湿クリームを用いて保湿を行いましょう。コットンは刺激を与えてしまうため、手のひらを使って保湿することがおすすめです。

生活習慣の見直しも

肌は睡眠中に生まれ変わります。そのため、睡眠時間を十分取ることで肌のターンオーバーがスムーズに行われ赤ニキビが治りやすくなります。
一般的に睡眠時間帯はゴールデンタイムと言われる午後10時~午前2時が良いとされています。午後10時は無理でも、週の半分でも良いので日付が変わらないうちに寝ることが大事です。
睡眠時間については個人差があり一概には言えませんが、6時間ほど取ることが良いとされています。

※薬用洗顔料配合のアラントイン、グリチルリチン酸2K
※全ての方にアレルギーが起こらないということではありません。
※全ての方にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。

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