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【皮膚科医監修】紫外線が赤ニキビの原因に?紫外線対策、日焼け止めの選び方について解説

  • ニキビケア製品を選ぶ
  • 赤ニキビを防ぐ
監修:竹内想 先生
皮膚科医
座右の銘 不撓不屈

意外と知られていませんが、紫外線は赤ニキビの原因にもなることがあります。肌トラブルを防ぐためにも紫外線対策はとっても大切! 紫外線対策をどうしたらよいのかご紹介します

この記事の内容
  • ✓紫外線と赤ニキビの関係
  • ✓紫外線対策は7月からでは遅い!?
  • ✓日焼け止めを選ぶポイント
  • ✓SPFとPAって何?

暖かくなって外で過ごしやすくなりました。日光浴がてらお散歩したり、縁側で日向ぼっこしたりしながら昼寝なんてできる素晴らしい季節です。
でも、調子にのって日にあたっていると紫外線の影響をもろに受けてしまいます。

意外と知られていませんが、紫外線は赤ニキビの原因にもなることがあります。そのため、肌トラブルを防ぐためにも紫外線対策はとっても大切です!
今回は紫外線対策をどうしたらよいのかご紹介します。

紫外線と赤ニキビの関係

ではなぜ、紫外線がニキビの原因になるのでしょうか? 理由は3つあります。

1つ目 毛穴のつまり

肌が紫外線を受けて乾燥すると、角質が肥厚して毛穴をふさぐ「コメド(面ぽう)」が発生します。この「コメド(面ぽう)」がニキビの元になります。

2つ目 皮脂の酸化

紫外線によって酸化した皮脂が、お肌に炎症を引き起こす過酸化脂質をつくります。 また、日焼け跡は皮脂の分泌が増えます。皮脂自体は皮脂膜としてお肌をまもってくれるから良い面もあります。
しかし、皮脂が増えすぎると毛穴を詰まらせて赤ニキビの原因になります。

3つ目 アクネ菌への影響

人の皮膚の表面にいる常在菌であるアクネ菌は、増えすぎると赤ニキビの原因の一つとなります。
アクネ菌によって作られるポルフィリンという物質は、紫外線があたることによって活性酸素を発生させます。
活性酸素は皮脂を酸化させ過酸化脂質をつくりお肌に炎症を引き起こします。

実は紫外線が強くなるのは4月から!?

紫外線が強くなる時期は日差しが強くなる7・8月じゃないの?と思いがちですが、早い年だと4月中旬頃から8月にかけてピークを迎えます。しっかりと予防するなら、3月〜10月にかけては紫外線対策をすることがオススメです。
時間帯でいうと10~14時頃が強くなります。

今から紫外線対策を始めよう!!

早い年だと4月中旬から強くなるということは、7・8月だけ紫外線対策すれば良いというわけにもいきません。
今から紫外線対策をしていきましょう。

おすすめの紫外線対策

どんな紫外線対策があるのかご紹介します。

その1 日焼け止めをしっかり塗る

日焼け止めによって赤ニキビが悪化することもあると言われていますが、紫外線の肌への影響を考えると、塗ることをおすすめします。塗るのと塗らないのでは塗ったほうが良いです。
ただし、なるべく赤ニキビを引き起こしにくい日焼け止めを選ぶことをおすすめします。

~日焼け止めを選ぶポイント~

  • 1. ノンコメドジェニックテスト済みのもの
  • 2. 洗い流しやすいもの
  • 3. 乾燥しない低刺激タイプ

また、1度に塗ると塗りムラや塗り残しが出来てしまうので、2回に分け、均一に塗るようにしましょう。日焼け止めを塗っても時間が経つと汗や水によって落ちてしまうため、こまめに塗り直すことが良いでしょう。具体的には2〜3時間おきに塗り直すこと、汗や水で取れてしまったら塗り直すことが理想です。

~SPFとPAって何?~

UVカット効果(紫外線防止効果)の指標として、化粧品にSPFとPAという文字が書かれているのを見たことのある方も多いと思います。

 

・SPF(Sun Protection Factor)

UV-Bカット効果の程度を数値で表したものです。SPF50を超えるものはSPF50+と表記されています。数値が大きいほどUV-Bカット効果は高くなります。

 

 

・PA(Protection grade of UV-A)

UV-Aカット効果の度合いを(+、++、+++、++++)の4段階で表したものです。+が多いほどUV-Aの効果が高くなります。

まとめると、数字が大きく、+の数が多いほど効果が高い日焼け止めということになります。
ただし、その分、肌への負担は大きくなります。数値が高いものほど有効と考えて数値が高いものを常に選ぶ方がいますが、シーンに応じた使い分けが大切です。

 

日常生活での使用はSPF20~30程度、PAは++のもので十分です。

炎天下のレジャーや海水浴のときには紫外線の方が肌への負担は大きくなりますのでSPF50以上、PA++++のものを使用すると良いでしょう。
また、日焼け止めで肌荒れを起こしやすい方や敏感肌な方は、オーガニックタイプや赤ちゃん用の日焼け止めを選ぶというのも1つの手です。

その2 服装で対策

  • ・サングラス・・・真っ黒なサングラスよりUVカット効果のある淡い色のサングラスがおすすめ
  • ・薄手の羽織物・・・エアコンによる寒さ対策にもなります。薄手のカーディガンなどを羽織りましょう。また、UVカット効果のあるロングカーディガンなどが特におすすめです。
  • ・帽子・・・キャップやサンバイザーでは顔への紫外線は予防できても、首の後や首元まではカバーできません。そこでおすすめなのがつばの広い帽子。前後左右からの紫外線を予防できます。 つばが7cm以上のものが良いです。
  • ・日傘・・・黒色の日傘は光を吸収することで紫外線をカットします。白色の日傘は光を反射しながら紫外線を防ぎます。日焼け対策効果は黒い日傘のほうが高いですが、白い日傘は熱を吸収しにくいため、暑さ対策も兼ねるなら白い日傘がおすすめです。
    最近はUVカット率がとても高い日傘が登場しているので、優先したい目的によって色を選ぶのも良いと思います。

その他

  • ・日陰を通る。
  • ・ビタミンB2(B群)を補給する。

紫外線を多く浴びすぎてしまったら!?

紫外線を浴びて肌が赤くなってしまったら、肌を摩擦しないように気をつけながら患部を冷やして炎症を抑えましょう。その後、十分に保湿することが大事です。

まとめ

紫外線は肌に大きな影響を及ぼします。
そうはいっても外出しないわけにはいかないですし、バーベキューや海水浴など楽しいイベントもあるので紫外線を完全に遮断することは現実的ではないでしょう。 そのため、日焼け止めの利用や服装などによりしっかり対策していきましょう。 また、日焼け止めの落とし残しがあると肌に負担になって、赤ニキビが出来てしまうこともあるので最後はしっかり洗い落とすことも忘れずに!!

※薬用洗顔料配合のアラントイン、グリチルリチン酸2K
※全ての方にアレルギーが起こらないということではありません。
※全ての方にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。

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